2009年 07月 10日
i podを手に入れる |
念願のi podを手に入れる。
娘が誕生日祝いに新しい、記憶容量の大きなi podを貰ったので、これまで使っていた古いのを払い下げしてもらったのだ。どっちもまあ、親の金だから、娘経由で数年かけて購入したとも云えるけれど。
これまでは名も知れぬ日本製のmp3プレーヤーを使っていた。4・5年ほど前、詩人の田原(ティエン・ユアン)がまだ関西に住んでいた頃、ふたりで大阪・天王寺の通天閣界隈をデートした時に買った記念の品である。中国と日本のオッサン詩人ふたり、変なデートであった。いや、田さんは当時まだ青年詩人だったかな。いずれにせよ愛着はあったのだが、いかんせん容量が256mega biteである。娘の4ギガだの、息子の8ギガを羨ましげに眺めていたのだった。
さっそく4ギガ満たんに音楽を入れる。ずっしりと手のひらに重みを感じる(わけないか)。井上陽水を聴きながら皿を洗い、ビバルディに酔いしれながら洗濯をし、ジョン・レノンとふたりきりでランチを食べる。
夕方、ノイズ・キャンセル機能のついたヘッドフォンを買いにゆく。昔買ったのがしばらく前に壊れていたのだが、来週からまた飛行機や列車の移動が続くのだ。新しい機種は遮音性抜群で、背中で呼ばれても聞こえない。肩を叩かれて飛び上がる。心臓にはあまりよろしくないのである。
妻「そういうの、危ないわよ」
僕「飛行機のなかで聴くんだから、外の音が聴こえなくてもいいんだよ」
妻「『これから飛行機が墜落します』っていうアナウンスがあったらどうするのよ。ひとりだけ音楽聴きながら死んでゆくのよ」
僕「…………?」
説得力があるんだかないんだか、よく分からない。
by foryoureyes
| 2009-07-10 22:56