2010年 04月 04日
ワイマール |
復活祭の休暇を利用して、ワイマールを訪れていた。
娘は友人たちとスキー、息子は連日の図書館通い(付け刃的受験勉強)なので妻と二人だけののんびりとした旅行、気分はほとんど老夫婦である。
ワイマールは初めてだったが、ゲーテ、シラーを初めとして、古くはクラナッハから音楽のリスト、哲学のニーチェなど数多くの芸術家が好んで訪れ、住み着いた公国である。またバウハウス芸術運動の生地でもあり、いまでもバウハウス大学が多くの学生を集めている。
ワイマールで一泊したあと、100キロ近く北上してクエドリンブルグという小さな町をおとずれた。ここでは中世の佇まいがそのまま保存されている。夕方到着し、14世紀に建てられたという市役所の地下食堂で夕食をとった。夜更けに静まりかえった街を歩くと、人声や足音の響き方が妙に生々しい。
空間が歴史という奥行きを得ているためだろう。
by foryoureyes
| 2010-04-04 02:18