2009年 12月 23日
緩 |
寒波が緩み気温は氷点下前後にまで戻った。
身体の馴れは面白いもので、冬の始まりにはあんなに寒く感じた零度が、マイナス10度を数日間味わったあとでは暖かくさえ感じられる。
オーストラリア人の詩人マイケル・ブレナンがクリスマスパーティーに併せて詩の小冊子を作ることにした、ついてはお前も一篇寄稿せよといってくる。以前トロムソで書いた「詩のアドヴェント」の英訳を送る。これはトロムソの文芸誌が企画したクリスマス連詩のために、元々英訳を想定して書いたものだ。このときは同じホテルの隣の部屋で「トロムソコラージュ」を書いている詩人がいた。顔を合わすたびに、「150行まできた。あと300行」と云っていたのを思い出す。訊けばマイケルの小冊子にはこの詩人からも寄稿があったとのこと。奇遇である。
マイケルと入れ替わりに中国人の日本語詩人 ティエン・ユアン(田原)から英語の詩を二篇送れといってきた。これは去年に引き続きモンゴルで出版されるアンソロジーに載せてくるそうだ。去年はどの詩を送ったのか、すっかり忘れてしまっているし、アンソロジーは本の山に埋もれてどこにあるのか分からない。困った物である。
by foryoureyes
| 2009-12-23 08:05