2010年 07月 15日
参院選について思うこと |
大阪のホテルで政見放送を観る。
気づいたこと、ふたつ。
1.大阪弁の人が、馴れない標準語で真面目なことを喋ろうとすると、表現と内実のあいだに微妙なねじれが生じ、そこからユーモアが生まれる。幸福実現党の威勢のよい若い女性、みんなの党のいかにも苦労人めいた中年男、思わず聞入ってしまった。それに比べてタレントの岡部まりと言う人のパフォーマンスは、中身も希薄だったけれど表現としての面白味にも欠けた。誰が受かって、誰が落っこちたのか。選挙は踊るよ。
2.与党を攻撃する野党の口調には元気がある。それに比べて守りに入った言説には覇気がない。夫婦喧嘩で立証済みの構図である。だとすれば、文芸批評などももっと攻撃的にやった方が活況を呈するのではないか。誰かおっぱじめないかなあ。
by foryoureyes
| 2010-07-15 01:38