2010年 04月 18日
火山灰の下で |
Under the Volcanoというタイトルの小説があった気がするが、ここからは火山も灰も見えない。しかし今日で足止め2日目であり、一応明日夜のチケットに変更はしたもののまるで目処はたたない。
ドイツの友人が半ば心配し半ば面白がって海路陸路での帰り方をメールしてきてくれる。
ここ(フィンランド)からだととりあえずに船に乗ってバルト海を渡ることになるのだが、すぐ向かいのエストニアには去年一緒にアイルランドを歩き回ったアンドレスと、おととしルーマニアで会ったその娘(こちらも詩人である)がすんでいるし、リトアニアはやはりおととし翻訳ワークショップに訪れた場所である。詩人たちと再会を祝しながらの家路も悪くないなと思いつつ、ぽっかりと空いた土曜日をひとりで過ごす。教会を訪れ、友人の細君が営んでいる花屋で観葉植物を買い、市場をひやかし・・・日常から棚上げされた時間がおのずと詩に近づいてくるのは仕方がない。
by foryoureyes
| 2010-04-18 05:09